最近の子どもたちは、硬いものを好まなかったり、生野菜をあまり食べない子も多いといわれることがあります。この理由として、離乳食から日常のごはんを食べることができるようになる過程で、柔らかいもの、飲み込みやすいものを多く食べていることから、一説によると顎を使って噛むという習慣が昔に比べると少ないと考える専門家もいるようです。

これは言い換えれば、柔らかく美味しく調理されているものを食べてきている。

ともいえるのではないでしょうか。

例えば、子どもの嫌いな野菜でよく聞く「にんじん」についてみてみましょう。

にんじんが嫌いな子の親御さんは、何とか食べてもらおう、栄養をとってもらおうと味付けをしたり柔らかく煮たり、フードプロセッサーでみじん切りやペースト状にして、何かわからない状態にして食卓に出すという苦労もあるのではないでしょうか?

生のにんじんは、甘味も苦味もありますが、スティック状のものはパリパリと音を立てて食べる比較的硬い野菜です。

今回はにんじんの話をしましたが、本来は、消化できるように自分の歯を使って、噛み、顎を動かし、唾液を出して、すりつぶすという作業を、プードプロセッサや調理によって行うことなく食する生活は、咀嚼する回数が少なくなったり顎周りの筋肉の衰えにもつながっていくのです。

岡山エリアで小児矯正やマイオブレース矯正、歯並びのことならお気軽にお問合わせください。